クエリパラメータ連動プラグインを試してみよう — 棚に貼ったQRコードから入出庫登録

前回の記事では、kintoneのアプリストアの製品在庫管理パックをもとに、製品のバーコード(JANコード)の読み取りで、製品名や仕入先が入力される活用例をご紹介しました。

かんたんコードリーダー for kintoneを試してみよう—在庫管理に製品バーコードを活用する

これで、製品情報はバーコードの読み取りで簡単に入力できるようになりましたが、毎回同じ操作が残っています。新規追加のために画面を開く作業と、入庫か出庫かを選択する作業です。

今回は、こんなちょっとした手間を減らすQRコードの活用法をご紹介します。


ステップ1:新規追加画面のQRコードで、かんたん追加

まずは、製品在庫管理アプリのレコード追加画面のURLをQRコードにして、棚や作業台に貼ってみましょう。

スマートフォンの標準カメラでQRコードを読み取ると、レコード追加画面が直接開きます。作業する場所に貼っておけば、その場でスマートフォンをかざすだけで入力を始められます。

QRコードは、QRコード変換サービスや、ブラウザの機能を利用することで作成できます。例えば、Chromeの場合なら、画面上の何もないところを右クリックしたメニューから「このページのQRコードを作成」を選択します。QRコードが表示されますので、ダウンロードして印刷します。


ステップ2:入庫・出庫それぞれの専用QRコードにする

ここからが「クエリパラメータ連動プラグイン」の出番です。

URLにパラメータを付けておくと、その値があらかじめ入力された状態で、新規追加画面が開きます。入出庫区分に「入庫」をセットしたURLと、「出庫」をセットしたURL。この2つをそれぞれQRコードにします。

入庫作業をする場所には「入庫用」、出庫作業をする場所には「出庫用」を貼っておきます。

作業している場所そのものが、作業内容そのものが入力になるのがこの使い方のポイントです。


事前準備:QRコードを用意する

① クエリパラメータ連動プラグインを設定する

製品在庫管理アプリにプラグインを追加します(ダウンロード・設定方法はこちら)。

設定画面では、URLパラメータであらかじめ入力しておきたいフィールドコード(ここでは「入出庫区分」)を指定します。

このとき、「上書きしない」スイッチはOFF(既定)のままにします。「入出庫区分」にはアプリ側で初期値が設定されているため、ONにするとURLで指定した値が反映されません。

② 入庫用・出庫用のURLをそれぞれ用意する

製品在庫管理アプリの新規追加画面のURLに、区分を指定するパラメータを付けたものを2つ作ります。シークレットキーは、プラグインの設定画面で確認できます。

入庫用:

https://サブドメイン.cybozu.com/k/アプリID/edit?シークレットキー&入出庫区分=入庫

出庫用:

https://サブドメイン.cybozu.com/k/アプリID/edit?シークレットキー&入出庫区分=出庫

また、プラグインの設定画面でテスト値を入力すると、シークレットキーとフィールドの値を含むURLが確認できます。プラグインの設定画面では、「入出庫区分」「入庫」「出庫」といった日本語は、URL用に変換されて表示されますが、いずれでも表示可能です。

右端の「新しいタブで開く」ボタンをクリックすると、新しいタブでこのURLの画面が表示されます。

③ URLをQRコードにして貼る

作成したURLをQRコード化して印刷し、棚や作業台に貼っておきます。

作業にあわせてQRコードを読み込めば、入出庫区分が選択済みの状態で、新規追加画面が表示されます。


まとめ

クエリパラメータ連動プラグインを使うと、URLのパラメータで指定した値が、あらかじめ入力された状態で新規追加画面が開きます。

作業する場所、作業の内容で毎回同じ値を選んでいる画面があれば、その値をURLに持たせ、作業する場所にQRコードとして貼ってみてください。

小さな手間がひとつ、ふたつと減るだけで、日々の入力はずいぶん軽やかになります。ぜひ体験してみてください。

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